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合同会社オールドウッドの物語は、ありふれた解体現場から始まりました。 そこでは、役目を終えた建物がその歴史に幕を下ろします。 しかし、私たちの目には、打ち捨てられる木材が単なる廃材には映りませんでした。 長い年月を経て刻まれた傷、日に焼けた色合い、そしてがっしりとした梁や柱。 その一つひとつに、かつて家族の暮らしを支え、時代の移ろいを見つめてきた物語が宿っているように感じられたのです。
この想いこそが、私たちの原動力です。関連会社である解体業で取り扱う古材や廃材に、新たな命を吹き込むこと。 それは、ただの再利用(リサイクル)ではありません。 素材が持つ歴史や風合いを尊重し、創造的なアイデアで全く新しい価値を生み出す「アップサイクル」という考え方です。 私たちは、忘れ去られようとしていた木材に「焚き火」という、人の心に温もりを灯す最後の役割を与えることにしました。 解体という「終わり」の場所から、キャンプファイヤーという「始まり」の場所へ。
オールドウッドのスウェーデントーチは、そんな壮大な物語の一部なのです。
オールドウッドが目指すのは、ただ燃えるだけの道具ではなく、心に寄り添う体験の提供です。 都会の喧騒から離れ、自然の中で過ごす時間。 その傍らには、穏やかで、心地よい火があってほしい。 私たちのスウェーデントーチは、煙突効果によって安定した燃焼を実現し、パチパチと火の粉が激しく飛び散ることなく、まるで大きな蝋燭のように静かに、そして力強く燃え上がります。
その揺らめく炎は、大切な人との語らいを深くし、一人で過ごす時間には豊かな内省をもたらしてくれるでしょう。 火の管理に手間をかける必要がないため、ユーザーは焚き火そのものの美しさ、暖かさに集中することができます。
さらに、私たちのこだわりは細部にまで及びます。付属する着火剤は、廃油を再利用して作られたエコフレンドリーなもの。 トーチ本体から着火剤に至るまで、環境への配慮を一貫させています。 火が消えた後、トーチはほとんど灰になり、自然に還ります。 ゴミを出さない、クリーンな焚き火体験。 それこそが、私たちがお客様と分かち合いたい、未来への静かな約束なのです。
北欧のフィンランドでかがり火として使われていたものが、スウェーデンに伝わり1600年代(17世紀)の30年戦争の時にスェーデンの兵士が照明や暖房、調理器具で使っていたことから呼ばれるようになったのです。